ミセス・パッパラのシラフの日常

35歳で始めた禁酒をきっかけに、映えないけど光さす日常を満喫中

35歳に禁酒を始めて新たな人生を謳歌している中年ワーママが映えないけど満足した日々を綴ります。

〜都内で子育てするなら中学受験させたほうがいいのか? 〜その4:中学受験・高校受験それぞれの準備・費用と、過ごし方編〜

ここまで選択肢の多さ・入りやすさ・入ってからの進学率という観点から、中学受験・高校受験どちらがいいかをみてきました。これまでの分析については、以下をご参照ください。


その1:都内に存在する公立・私立・国立(中高一貫・高校併設・高校のみ)それぞれの偏差値分布から考える

その2:実質倍率(入りやすさ)の点から検討する

その3:進学率(入ってからの進路)の点から検討する

この章では、中学受験・高校受験それぞれをする場合の準備と費用と、中学受験・高校受験をした場合の小中高の過ごし方について考えたいと思います。

中学受験の場合、内申は参考程度、面接を実施している学校もありますが、当日の試験結果が合否に大きく影響します。


なので、試験対策としてどんな準備や費用が必要なのか、という点で考えていければと思います。

まず、まとめ表を下記します。

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高校受験について、都立高校受験の場合ですと、内申3割、当日の試験結果が7割の合否判断です。


内申点は絶対評価で、中学によって良い内申点がとれる、とれないはあるようですね。
また、内申点は各科目の成績の他にも課外活動に関する記載もあります。


私立高については、一般入試は当日試験の比率が高まりますが、内申点を元に決定できる第一志望優遇制度や併願優遇制度があるので、内申点がいいほうが何かとメリットがある制度となっています。


なので、高校受験については、試験対策及び内申対策として何が必要なのかという点で考えていければと思います。

まずは中学受験をする場合から。


準備について、私立・国立を目指す場合には、小4から入塾、小5の夏までに小6までの学習範囲を終わらせ、受験対策をする、というケースが多いようです。
通塾前提ですが、受験までに200万程度の費用がかかります。


都立中高一貫の場合だと、小5くらいからコースがスタートする場合が多いようで、この分準備期間・費用は若干軽減されます。


ただ、確実に受かりたい場合には、小4から通塾させるパターンもあるようです。
いづれも塾に通ったパターンで、うまく通信講座を組み合わせたり、過去問を自宅で行なう等、やりようはあるのだと思いますが。

入学後の費用ですが、私立は年間100万、中高一貫でみると6年間で600万、国立・中高一貫校は年間15万程度で、公立中学と大差ありません。

次に高校受験について。


都立校は内申3割、試験7割です。中学3年時の成績が加味されますが、ある程度授業での積極性やテストなどの成績も重視される形です。


準備期間については、ここは人によりけりで何とも言えませんが、早い人だと中学に入ってから通塾するケースもあれば、中3から本格的に準備するケースもあれば、様々です。


また、中学受験と比較して、通塾以外の手段もあり、子供も創意工夫で勉強方法を工夫する余地もあることから、1年間フルで通塾した費用として60万前後をみています。


国立・私立についても準備期間や費用については、受験対策期の過去問対策以外は大差ないかと思います。

 

入学後の費用については、私立は年間100万前後、公立は15万前後となります。

 

maxかかるパターンは、私立中高一貫校に行き、そこから大学受験で私立大学理系に進む場合でしょうか。


私立中に入るまでに200万、中高の学費で600万、大学受験対策の塾代で100万、大学の学費で年間120万程度で、1,380万円。

 

学校によってはその間留学とか、部活動等の課外活動もあるので、ここから更に費用がかかってくるイメージでしょうか。

 

minimumのパターンとしては、公立中学、公立高校、国立大学文系でしょうか。
この場合、中学の学費45万、受験対策費として60万程度、公立高校学費で45万、大学受験対策費として余裕を持って100万、大学の学費で年間50万程度で、合計450万円。

 

大学に入るまでの費用で比べると、私立中高一貫で900万、公立で250万、差額650万。
この差額に何の価値をおくか、ですね。

 

ただ単に国内大学への進学実績で見ると、私立中高一貫校が同じ偏差値でも圧倒的に有利で中学受験のほうが選択肢が多い、という関係はみられません。


元々学力がある子をもっと伸ばすため、多感な時期を一緒の仲間と過ごすため、教育方針に共感する、など進学実績以外のプラスαの部分にこの650万という価値を払う、という選択なのだと思います。

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