ミセス・パッパラのシラフの日常

35歳で始めた禁酒をきっかけに、映えないけど光さす日常を満喫中

35歳に禁酒を始めて新たな人生を謳歌している中年ワーママが映えないけど満足した日々を綴ります。

アラフォーワーママが、オリジナル版ゴシップガールをみて刺さりまくった10のポイント

ゴシップガールとは

ゴシップガールとは、2007年から2012年まで全6シーズン(5シーズンまでは1話約40分x22~24話程度、6シーズンは1話約40分x10話)にわたって放送されたドラマです。

端的な説明は、公式の以下キャッチコピーにて的確に表現しています。

NYセレブティーンの
超過激、超ゴージャス、超ファッショナブルなリアルライフ。
オンナ、ミンナ、ゴシップガール。

warnerbros.co.jp

 

そう、ゴシップガールは、NYのアッパーイーストに通う超セレブでいけている高校生たち(というか、高校生離れしている)+ブルックリン育ちの庶民の固定メンバーが繰り広げる、セレブでおしゃれで嫉妬、陰謀、駆け引き、感情剥き出しのノンストップドラマショー。

ちなみに、主人公たちのドラマは高校生からスタートするのですが、大学生、社会人と主人公それぞれが成長していきます。

なぜ今さらゴシップガールを?

イカゲームをきっかけに、夫が契約していたNetflixを鑑賞しはじめた私。その後、2021年12月に公開された「エミリーパリへいく シーズン2」にそこそこはまりました。

エミリーパリへいくは、仕事x恋愛x友情xカルチャーギャップxパリの美しい風景を盛り込んだ1話30分x約10話/シーズン程度の、在宅勤務xコロナで基本ステイホームx家事育児でほぼ1日終わるx恋愛とか忘れたアラフォーワーママの私にとって、睡眠に差し支えない程度に適度な刺激を与えてくれる素晴らしいドラマでした。

「エミリーパリへいく」を鑑賞しきった2021年末、そして2022年初頭に、1話あたりが30分くらいで、「エミリーパリへいく」と同じ感じの、恋愛xカルチャーギャップx異国の風景を盛り込んだ感じのドラマはないかな?と探していて目に止まったのが、ゴシップガールでした。

 

アラフォーワーママがゴシップガールをみた感想は?

鑑賞から、早5ヶ月。映えない、平凡、まあでもそこそこ満たされていた、そんな人生を40年ほど送ってきましたが、2022年が始まってからこの5ヶ月は「え?私今厄年じゃないよね!?」と何度も思う出来事の連続でした。

まああまり私ごときの話など皆さん興味ないと思うので、小さく書き出しますと、

正月早々、夫を警察に突き出す、父親が脳梗塞で倒れる、子供がコロナにかかる、仕事余裕なし&在宅勤務の会社のPCが大事な仕事の直前に使い物にならなくなる、左半身のしびれが現れて脳のMRIや腫瘍マーカー検査やら医療機関をはしご、3回目のコロナワクチン接種後に耳鳴り・激しい目眩でメニエール病診断、、

改めて書き出してみると、楽しいことが1つもねえ!!

いや、ありました。それが、そんな辛い日々でも少しでも元気が出るとコツコツみていたゴシップガールの鑑賞。というか、上記のような色々な出来事のなかで、余暇的な活動は、動画鑑賞くらいしかやる気力がありませんでした。

そしてつい先日、ようやくファイナルシーズンの最終話まで完走!

軽く鑑賞しはじめたゴシップガールですが、完走した今、シーズン全体をわたっての主人公たちの印象的なエピソード、数年間での成長、脇役も含めたそれぞれのドラマなどこのドラマの色んな素敵なポイントに想いを馳せては感動し、観終わったことを寂しがり、そして一緒にこのドラマと過ごした5ヶ月間を慈しむ、そんな長くて深い感動に包まれています。

 

具体的にどんなところがよかったの?アラフォーワーママに刺さりまくった10のポイントとは?

さて、本題です。具体的にどこがよかったのか。沢山あるのですが、とりとめもなく書くと、伝えたいポイントを忘れてしまいそうで、1つずつポイントとして振り返って、またこのドラマとの思い出を慈しみたいと思います。

魅力ポイントその1:主役2人のガールズたちのビジュアルが圧倒的に魅力的。

まあ、まずはこのポイントが挙げられます。全シリーズを通じて登場する登場人物は、女性がブレアとセリーナ、男性がダン、ネイト、チャックの5人。その中でも、圧倒的にこのブレアとセリーナのビジュアルが素敵すぎるのです。。

セリーナを演じる

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さんと、ブレアを演じるレイトン・ミースターさん。

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特に私は、セリーナを演じるブレイク・ライブリーさんの圧倒的な美しさ、明るさ、スケールの大きさに魅了されたのですが、徐々にブレアのファッションセンス、一生懸命な可愛さにも虜になりました。この2人のビジュアル面での魅力とファッションだけでも十分楽しめます。

 

魅力ポイントその2:どんなに登場人物同士が激しくぶつかりあっても、ちゃんと仲直りする。

基本的に、シーズンを通じて、恋人のペアは頻繁に入れ替わり、諸々のトラブル、相手を陥れるための陰謀が絶えません。ビジュアルが圧倒的に魅力!と称えたブレアとセリーナも、親友同士でありながら、相手の彼氏と浮気をする、公衆の前でありもしない秘密(ありもしないので秘密でもないけど)を暴露する、進学先を巡って違いを貶める、などなど、日本人の感覚からするとその1つの少し軽いバージョンでも当てはまれば、一生口をきかない、むしろ裁判沙汰?くらいの、ひどい仕打ちを互いに行います。

そう、欲望のままに。当然、やられた方はブチ切れて、時には仲間を募ってさらに酷い仕打ちをやり返したりするのですが、数話たつと、互いの存在の大切さに気づいて、「ごめんね、やっぱりあなたは大切よ。」「うん、私も。」みたいな感じでハグして仲直り。そして、互いの雲行きが怪しくなりそうだったら(付き合っている相手がやばそうとか)、忖度なく助言して(ここでも、忖度なさすぎて大体けんかになる)、困ったときには最終的には必ず助けて、という感じで、なんていうんでしょう、相手にぶつける感情の振れ幅のスケールが大きいし、絆が深い。女同士、男同士、仲間同士、どの絆をとっても、めちゃくちゃ相手を傷つけたりするけどけど、最後にはしっかりと仲を取り戻す。ワーママとなり早8年、母の顔、会社の顔、近所、学校関係の顔、といつのまにか色んな顔を使い分けて、波風立たないように、トラブらないように、と無難なコミュニケーションが染み付いてしまった私にとって、こういう過剰な感情のぶつけ合いや強い絆も眩しい魅力として映ったのです。

 

ポイントその3:チャックとブレアの恋愛模様

少しネタバレになるのですが、主要登場人物のうち、チャックとブレアはくっついたり離れたりします。そして、このチャック。(リンクは演じたエド・ウェストウィックさん)

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最初は自分の特権的な立場を利用して庶民を馬鹿にしたり、力づくで誰かをねじ伏せようとしたり、女性にだらしなかったり、スタイルも顔も美形でもなく(失礼!)、なんで主要人物に彼がいるのだろう?出てくるたびに不快!という感じだったのですが、シーズン1の中盤以降で、主要キャラのブレアとの恋に落ちてしまって以来、チャックの魅力度が急速にアップ!自分の出産がきっかけで死んでしまった母親、それを機に自分を憎んでいるに違いないと反駁する父親との関係、誰よりも愛を欲しているのに、拒絶されることを誰よりも恐れて、正反対の行動をとって、家族や仲間に失望され傷つく彼。そんな繊細さを持ち合わせ、登場人物の誰よりも一途にブレアのことを愛して、仕事の成功のために成長をし続ける彼のことが、いつしか男性キャラクターの中でナンバーワンの推しメンに私の中で変革しました。

と、同時に主要女性キャラクターのブレアとセリーナを比較すると、当初圧倒的な華やかさと大らかさを体現しているセリーナに圧倒的に魅力を感じていたのですが、このブレアとチャックの恋模様が進んでいくうちに、真面目さ・もろさ・賢さ・そしていつでも大切なものを守るためにしたたかさを忘れない真摯なブレアのキャラクターにも大きな魅力を感じるように。

しなくてもいい傷付け合いをしながら、くっついたり離れたり、成長して、離れるたびに強固になっていく二人の恋の行く末を見守ることは、ゴシップガールの大きな魅力の一つでした。

魅力ポイントその4:NYの街並みとか文化とか

コロナ禍にあって、庶民にとって海外旅行はまだまだ高嶺の花。しかも子持ちの庶民となると、子供をつれての10時間以上のフライトを伴う海外など、夢のまた夢。。(と書いて現実に引き戻される)そんな中にあって、シリーズ全編を通じて、NYの街並みを通じてちょっとした異国情緒の雰囲気を味わえる目の楽しみがありました。まあ、NYの街並みだけだと、東京の街並みと180度変わるわけではないのですが、たまにセレブな主人公たちはバカンスで他の街にも遊びにいったりすると、違う街並みも楽しめたりします。街並みと並んで、いやそれ以上に面白かったのが、メットガラ、ファッションウィークのあれこれ、チャリティパーティー、オークション、プロム、社交界デビュー、名門大学への進学に向けた推薦枠の争いやピーアール事情、などアメリカのセレブライフの文化の一端を垣間見ることができたこと。特にメットガラやチャリティパーティーなどは定期的に開催しているイベントなので、実際にメットガラが開催されてたりすると、「あ、あのメットガラだ!」と楽しくなります。

また、子供がいる身にとって、名門大学への進学事情や、名門校への切符をかけたアピール方法などは、本当かどうかの検証は必要ですが、かなり参考になりました。なんというか、単純にテストの順だけで決まるのではなく、志望動機とか有力者からの推薦とりつけとか、ソフトスキルが必要だし、それをやりぬくモチベーション、目標が必要なのだと。世界で戦える人材になるにはこの行動力、アピール力が必要なのか、と、そりゃ皆強くなるわ、と嘆息まじりに納得しました。観ているだけで自然とNYセレブのライフスタイルや考え方を感じられる、それが魅力ポイントその4です。

魅力ポイントその5:少しは英語の勉強になる

割と、登場人物たちはわかりやすいアメリカンイングリッシュを話してくれます。ああ、動画鑑賞しかしてない、と思いながらも、在宅勤務+子供との会話がメインの生活で、メインで鑑賞している動画が英語だと、なんとなく耳が英語に慣れてくるような。少し英語が得意になった気持ちに感じられるのも、魅力ポイントです。

 

魅力ポイントその6:親も割と好き放題やっていて、気持ちが楽になる

セレブな当初高校生主人公たちは破茶滅茶なのですが、その親たちも結構好き放題やっています。主要人物の親たちで、離婚していない親は一人もおらず、一人になった親は自由に恋愛を楽しんでいる。恋愛だけでなく、自分は「親だから」といって、自分の楽しみにを遠慮している親など一人もいない。セレブな当初高校生の子供達は、それぞれ学校でのいじめ、摂食障害、停学処分、薬物中毒、などなど結構深刻な問題を引き起こします。そうなったら、自分とか日本の親とかだと「私は自分の子供がこういう状況になる前に何かできなかったのか?」「私が自分のことばっかり気にかけてたから子供たちがこうなってしまったのだ?」などととかく親の責任に苛まれそうなものですが、ゴシップガールの親たちには一切そういったジメッとした心配の仕方はしません。

まあ多少心配することもあるのですが、大体は傷口に塩を塗るかのように失望している様子をみせたり、罵倒したり、話を聞かずに寄宿学校などに送って隔離したり、基本的に子供を親とは別人格で、コントロールするものとして、問題を解決しようとします。当然、一方的にやられる子供達の方は反発しますが、子供たちは子供達でその試練の状況をなんとか乗り越えて成長し、親たちとも和解する、し、理解できなかった親の行動も納得できない点も含めて尊重して受容するようになる。

途中で実父大好きなブレアにステップファーザーができるのですが、その交際に関しても、「年頃の子供がいるから、その子を1番に考えて、徐々にステップファーザーを受け入れられる状態を作る」とかの配慮は全くなく、「これが私の愛している新しい恋人だからよろしく!」という感じで、あくまで親は親の好きなようにしています。

そしてどの親もエイジレスでとっても魅力的!(特に母親たち!)第一子を出産して早8年、私が好き勝手してもこの親たちほどに好き勝手にはならないだろうし、ちょっとくらい自分ももう少し自分本位に考えて、こういう親たちみたいな人生生きてる感じの年の取り方がしたいし、子供達が自分で成長する力も信じて、もう少し親としての責任に囚われすぎずに肩の力を抜いてもいいんじゃないか、と励ましてくれるようなゴシップガールの魅力ポイントでした。

魅力ポイントその7:金に困っていない人間たちの純粋な悩みや野心

主要人物の殆どは、金に困っていないセレブ未成年(のちに社会人にはなる)なので、その選択も「本当はこれがしたいけど、生活のためにこれをする」みたいな要素が全くありません。だからこそ選択が極端で、他人に遠慮もなく、ダイナミックなのかもしれません。そういう前提条件なので、主人公たちの欲望は人間が根本的に欲する純粋なもののように感じられ(やり方は純粋ではないのだけど)、それがまた案外庶民にも共感できる内容でした。

何が彼らの欲望にあったか、というと、以下のようなものでした。

・親の愛情、親からの1人前としての承認

・強固な友情

・自分が特別な存在であることの周囲からの承認

・仕事を中心とした、自分自身の人生の目標に対する成功

・恋人からの真の愛情、信頼関係

と、同時にこれらの要求をみたすには、お金だけでは解決できず、物質的な環境に恵まれたセレブな主人公たちであっても時に人の助けも借りながら(でも大体手助けには素直に耳をかさず、手痛い失敗をしてあとからありがたさに気づくパターンがほとんど)苦労して自分で乗り越えていくしかないのだな、ということも改めて感じました。金銭的な不安もない、生の欲望を体感できる、そしてそれは庶民と変わらない人間臭さである、それを感じれたことが魅力ポイントその7です。

魅力ポイントその8:全6シーズンという長さ

これは、メリットデメリットあるかもしれません。デメリットはやはり文字通り長さ。全部みるには、40分x23話x5シーズンと、40分x10話xファイナルシーズンの延べ83時間かかります。仮に週末の2日間、寝る前に3話ずつみたとしても、14週間、3ヶ月弱かかります。これは、かなりの余暇時間の投資です。(もう投資してしまった。。)

ただ、長いだけのメリットはあるし、これだけのシーズン続いただけのこともある。それは、高校1年生だった主人公たちが社会人に至るまでの成長を見守る、この時の流れにこそあります。高校1年生のときにブレアとセリーナがしあった互いへの仕打ち、当時みたときには「なんてことだ!」なんて鑑賞しながら被害にあった登場人物と一緒に怒ったことも、ファイナルシーズンともなると、二人が「高1のときにあんなこともあったし。」なんてジョーク混じりに振り返っていると「そうそう、あんなこともあったよねー、無茶苦茶だったよねーあなたたち、大人になったねえ本当」などと、一緒に笑い合える、そんな思い出を共有できる愉しさがあります。ただし、その出来事はフィクションだし、時差があるし、一方通行。。

親子の関係性の変化、主人公それぞれの成長と進路の選択、くっついたり離れたりするカップルの変遷、敵対関係含め、このシリーズの長さによって、徐々にそれが主人公たちと共有したかけがいのない思い出となっていく、これがその8の魅力ポイントです。

魅力ポイントその9:主要メンバー以外も魅力的

シーズン全部に渡ってほぼ出てくる主人公たちの親兄弟たち、時々の恋人たち、セリーナ&ブレアの天敵ジョージーナ、ブレアの取り巻きたちなど脇役たちもそれぞれキャラ立ちしていて魅力的です。脇役たちも、スポット的に出てくるのではなくて、それぞれの現在の言動にどんな過去があったのだろう、という奥行きを感じさせる演出になっているのが、視聴者を飽きさせないポイントの一つなのかもしれません。

魅力ポイントその10:ブルックリン出身の庶民ダンの下克上物語

正直、このポイントはあまり認めたくなかったのですが、やはり最大の魅力の1つとして挙げざるを得ないでしょう。ネタバレになりますが、ダンはセレブばかりの主要人物において、唯一の庶民出身(といっても、ブルックリンに割と広いアパートを持っているので、そこそこいい暮らしをしている庶民)。成績優秀、文才あり、皮肉屋で目立たないけど、実はルックスもまあまあいけている。人気者セリーナと付き合ったり別れたりを繰り返して最後にはセリーナと結婚、仕事では、文才を生かして友人であるセレブたちの秘密をエッセイ仕立てで発表し、成功をおさめる。そして、ゴシップガールの正体もダン。なんていうんですかね、なんだかんだ育ちがよくて色んな陰謀とかしてもカラッとしている他のセレブな主要人物と比較すると、ダンは根暗でコンプレックスの塊で、でもそんな劣等感を認めたくなくてそしらぬ顔をして、どうにか他の主要人物と肩を並べたくて、汚い手も使って、でも言い訳をしながら、結果的には手にしたいものを全て手にする人物。根暗なところとか、劣等感とかコンプレックスが多くて、でも諦めが悪いところとか、そういうじめっとした感じがなんか自分と通じるところがあって、でもダンが何だかんだとても諦めが悪くて汚い手も使って結果を手に入れるところには、私自身が嫉妬したりして、みていて複雑な心境でしたし、ダンのネチネチした話し方とか、言い訳がましいところか、言動にいちいちイライラした時期もありました。ただ、やっぱりファイナルシーズンを見終えた時、ゴシップガールの一つの主題として、ダンという持たざる者が持つ者に肩を並べるための成長・成功の奇跡というものがあったのではないかな、と思えてきて、ダンのこれまでの軌跡を正当化する、というか褒め称えたい気持ちが私の中に芽生えてきたのです。ダンは、ファイナルシーズンで、恋人のセリーナに対して酷い仕打ちをして、他の仲間たちに散々非難された時にこんなことを言っていました。「これをやって、はじめて奴らは俺のことを恐れた。対等になれたと思った。」他にも、「自分がゴシップガールの登場人物になれば、自分も彼らの世界に一緒に存在することになれる。」など。

手の届かない世界に近づくために、時には非難されても遠慮せず、非情に目的を達成する。それによって、結局仲間たちも彼のことを認めたし、彼の目的も達成されました。ダンの軌跡は褒められたものではありませんが、環境とか、周りの目とか気にせず、欲する事柄のためには、非情になって結果を出す、「家事がー育児がー、お金もー」などといいながら、結局行動せずに不満ばかりを溜めていた自分には、そのダンの軌跡に苛立ちを感じつつもなんだか、ガツンとやられて背中を押されるというか、不思議なエールを送られた気持ちになりました。その10、庶民出身ダンの下克上物語、この記事でお伝えしたい最後のゴシップガールの魅力です。

そして、ゴシップガールを観終わった私はこれからどうする?(興味のある人だけ)

2022年の年明けから今まで、余暇の時間は殆どゴシップガールに捧げてきました。ゴシップガールを観終えたあと、深い感動に包まれ、その感動を整理するために、記事まで書き残しました。さて、私はこれからどうしたらいいのでしょう。

ゴシップガールから、私は、以下のことを改めて感じました。

・思う存分周りを振り回してもがきながらも自分が願う姿に向かって進むことのよさ

・母親という役割に囚われすぎない、子供を個人として尊重する、子供はちゃんと親を見て反面教師にしたり見本にしたり、子供なりに咀嚼して成長する

・庶民だってやればできる。庶民だって、女だって、ワーママで時間がないからって、人脈もないからって、やればできる。

・いい顔しているだけじゃなにも得られない。

・ガラッと変わって、ゴシップガールだけじゃなくて、日本の連ドラも含めてドラマ楽しいわ。

 

しばらく忘れてましたが、私は元々こんなスローガンをうちに秘めていたことを思い出しました。「元気があればなんでもできる。元気がなくてもなんとかなる世の中を。」

でも、このスローガンに向けた自分のちょっとしたアクションに対する反応が得られなかったこと、育児と仕事で忙しいこと、自分の体調不良などを原因にしばらくこのスローガンから遠ざかる、遠ざける生活を送っていました。

相変わらず何かにコミットできるほどの目標も自信もないし、作る気もないのですが、改めて、私は自分に「元気があればなんでもできる。元気がなくてもなんとかなる世の中を。」の言葉を送りたい気持ちになっています。

そして、このスローガンに、赤字の言葉を加えたい気持ちにもなっています。

「元気があればなんでもできる。元気がなくてもなんとかなる世の中を。何もしなくても楽しみを。

 

この半年で私は学びました。本当に、人は生きているだけでいい、と。他人から一方的に傷つけられていい人間などいない、と。生きているだけで、何もしていないことを恥じる必要はない、と。自分が生きていることは、自分が思う以上に、誰かにとって価値がある場合が多いし、無理に何かをしようと思わなくていいのだと。ただ、生きること、それをあなたが心地いいように楽しめばいい、それが自分勝手でもいいし、大抵の場合それは自分勝手にはなっていないのだ、と。ただ、どんな状態であっても生にしがみつく、いいところをみつけようとする。それは唯一私という生命に課された使命である、と。

 

なんだか、自分が思っていたよりも、書いていたら抽象的な結論になりましたが、ゴシップガールという楽しみが終わり、またその鑑賞時間から解き離れた今、ただ心地よく生きることを追求してみようと思います。

 

そして最後に、ゴシップガール、超おすすめなので、楽しみを見つけたい人にはいい選択肢の1つだと推薦します!

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